プラネックスが社員教育に力を入れる理由とは その1(プラネックス  志村芳希)

前回のページまではプラネックスという企業について、どのようにして多角経営を成功させたのかについて詳しく解説してきました。また、現在ではプラネックスは主要事業を5つに絞っています。

この点についても少し、その理由や経営手腕としてのヒントを幾つかお伝えしてきました。それでは今回のページでは、プラネックスという企業は社員教育に力を入れていますが、そこにはどういった方針があるのかについて、経営者目線での考察をしていきたいと思っています。

プラネックスにとって大切なことがあります。それは事業を進めていく上で、常にチャレンジ精神を絶やさないということです。勝算のある事業における積極的なアプローチは、事業を成功させる上で最も大切なことです。

また、盲目的な挑戦には、ある意味、ガムシャラに頑張るという美学があるようですが、そのような挑戦を続けていくことで、ビジネスを危機に直面させることは、信用の失墜につながることですので避けなければなりません。

ビジネスにおけるチャレンジが必要な時は、それでもあります。それは市場を創ってゆく段階です。新たな市場にはノウハウも成功体験もありません。ですから、とにかくチャレンジするしかないのです。そういうときに必要な資質は、個人が自分で考えて、局面を切り開く能力を身につけることです。(プラネックス  志村芳希)