プラネックスで磨かれる人間力 その2(プラネックス  志村芳希)

同社が長年続けてきた事業に対しても戸惑うことなくテコ入れをしました。そこには事業に対する執着を断ち切ると共に、社外及び社内への強い意識付けを行うこともまた重要な要素でした。

プラネックスではウエディング事業に区切りをつけ、レストラン事業に乗り出しましたが、レストランにはスタッフとしてシェフやホールスタッフがいます。そこにおける人材は、ウエディング事業からの人材を引き続き登用しました。

これまでウエディング事業の中で成功体験を積み上げてきたスタッフは、レストラン事業という異なる枠組みの中で、同様の働きを果たすことが出来るとは限りません。むしろ異業種での高い業績が邪魔することもあり得ます。しかしプラネックスでは、高い業績を上げてきたスタッフを切り捨てることなく、新規事業でも重用することで、高い士気を導き出しました。

ウエディング事業とレストラン事業という似て非なる異なる事業間では、当然のことながらノウハウが全く異なります。そういった部分に対しては徹底的にレクチャーをします。ただ指示を出すだけでなく、プラネックスでは全社で一丸になって、接客やメニュー開発に対して、共通のビジョンを共有するために、全社員で取り組みました。

そういったことがプラネックスをさらに進化させるのだと今では全社員が理解するようになっています。(プラネックス  志村芳希)